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境内案内

境内案内

慶昌院のカヤ(静岡県指定天然記念物)

慶昌院の境内には、樹齢数百年を数えるカヤの巨木がそびえています。
この木はその雄大な姿と豊かな枝張りが認められ、昭和46年(1971年)3月19日
静岡県指定天然記念物に指定されました。

根囲は約7.7メートル、目通り幹囲4.6メートル、樹高約20メートル、
枝張は東西約26メートル・南北約32メートルに及び、
県内に指定されている7本のカヤのうち、2番目に大きな樹木として知られています。

その豊かな枝葉は、訪れる人々に静寂と安らぎを与え、
古より慶昌院を見守ってきた生命力と信仰の象徴でもあります。
四季折々に変化する姿は、参拝の折にぜひご覧いただきたい見どころのひとつです。

名称慶昌院のカヤ
種別静岡県指定天然記念物
指定日昭和46年3月19日
所在地静岡県富士市中里1446
(曹洞宗 天然山 慶昌院 境内)

鐘楼(しょうろう)

慶昌院の境内には、伝統的な木造建築の美しさを今に伝える鐘楼(しょうろう)が建てられています。
精巧な木組みと堂々とした屋根が特徴で、訪れる人々の心を静める存在です。

除夜の鐘をはじめ、年中行事や法要の際にはこの梵鐘が鳴らされ、
その澄んだ音色は境内に響きわたり、地域の人々の心にも安らぎをもたらします。

木の温もりと年月を重ねた風合いが調和し、
四季折々の景色の中で一層の趣を感じさせる慶昌院の象徴的な建造物です。

弘法大師堂(こうぼうだいしどう)

慶昌院の境内には、弘法大師・空海(くうかい)をお祀りする「弘法大師堂」がございます。
お大師さまは真言宗の開祖として知られ、古くから「遍路の守護仏」「学問・技芸の祖」として、多くの人々に信仰されてきました。

慶昌院の弘法大師堂は、地域の方々の篤い信仰のもと建立され、
日々、心願成就・身体健全・家内安全などの祈りが捧げられています。
堂前には奉納の幡(はた)が立ち並び、参拝の際には静かな気持ちで手を合わせる方が絶えません。

水子地蔵尊(みずこじぞうそん)

慶昌院の境内には、幼くしてこの世を去った子どもたちの魂を慰めるために建立された
水子地蔵尊(みずこじぞうそん)が静かに佇んでいます。

お地蔵さまは、古来より「子どもを守る仏」「苦しむ者を救う仏」として信仰されており、その慈悲深いお姿は、多くの方々の悲しみや祈りを優しく包み込んでくださいます。

境内に建つ水子地蔵尊は、澄んだ青空と富士の山々を背景に、訪れる人々の心を静かに癒してくれる存在です。
お参りの際には、そっと手を合わせ、亡き子どもたちへの祈りを捧げてください。

ペット供養地蔵尊(ペット供養塔)

慶昌院では、共に過ごした大切な家族である動物たちのために、ペット供養地蔵尊をお祀りしています。

この地蔵さまは、愛するペットたちの魂が安らかであるようにと願いを込めて建立されました。
生前にたくさんの癒しと笑顔をくれた動物たちに感謝を捧げ、静かに手を合わせることができる場所です。

お参りの際は、写真やお花、おやつなどをお供えいただくこともできます。
小さな命に感謝し、再びめぐり会う日まで、安らかな眠りを願いましょう。

歴代住職墓所(れきだいじゅうしょくぼしょ)

慶昌院の墓地には、代々この寺を守り続けてこられた歴代住職の墓所が静かに並んでいます。

江戸時代から現代に至るまで、地域とともに歩み、法灯(ほうとう)を絶やすことなく護持してきた住職方の足跡が、この墓所に刻まれています。

整然と並ぶ石塔は、それぞれに時代の風格を宿し、長い年月を経てもなお、荘厳な気配を漂わせています。
境内の高台からは富士の山々を望むことができ、お寺の歴史と自然の調和を感じられる特別な場所です。

訪れる方々は、この地に受け継がれてきた祈りの重みと、先人たちの慈悲の心を静かに感じ取ることができるでしょう。